感染力
娘はアレルギーで肌が弱く、いつもお風呂あがりには、保湿剤を全身に塗っています。
その時、お腹のあたりにぽつぽつと赤い発疹が出来ていたのです。
もしや、はしかかと思ったのですが、時刻は夜の8時ですからそのまま寝かせました。
翌日目が覚めると、赤い発疹の数は増えていて、顔にまで出ていました。
発疹が消えるのか心配になるほどの数でしたから、小児科に朝一番に行きました。
診察の結果は予想通りはしかでした。
耳の中や口の中にまで赤い発疹が出来ます。
かゆがってかきむしるとはしかの跡が残る場合があるので、白いぬめりのある薬をこまめに塗るようにと言われました。
はしかは感染するので、治るまでは自宅療養です。
しかし、はしかはいずれかかるわけですから、早めにかかってくれて良かったと思い直しました。
大きくなってからかかると症状が重く、本人もきついようです。
そこで感染するはしかの性質を逆手にとって、はしかになった事が無い息子もこの際はしかに、と思い二人を一緒にお風呂に入れていました。
しかし、何日たっても息子にはしかが感染する事は無く、娘のはしかは完治してしまいました。
そういえば息子は幼稚園でインフルエンザや嘔吐下痢、おたふく風邪が流行した時もうつらなかった事を思い出しました。
はしかの感染力も息子には通用しなかったようです。
が、私の考え方も変えなければならないですね。
ノロウイルス
今の時期、全国的にノロウイルス患者が多く、ニュース番組などを通じて、注意が呼びかけられています。
今でこそ有名な病気ですが、まだ世間ではあまりノロウイルスという病気が認知されていなかった幼少期、私はノロウイルスと思われる症状に苦しみました。
当時私は小学校2年生でした。
昼間は学校で過ごし、帰ってからもしばらくは特に何も変わった様子はなかったのですが、就寝時に突如体調が悪くなりました。
まず初めは、強烈な吐き気に襲われました。
幼少期の私は体調を崩すと吐きやすい体質だったため、母はまた風邪でもひいたのだろうと看病してくれたのですが、一向に吐き気が収まりません。
いつもの風邪なら、一度吐いてしまえば楽になるのに、何度も何度も繰り返し吐き続けました。
また吐き気と同時に、激しい寒さを感じ、高熱が出ました。
急激に体温が上がりクラクラする中、止まない吐き気に苦しめられ、すでに体力的に限界でした。
吐くことを何度か繰り返していると、もう胃の中が空っぽになったようで、ようやく吐き気が和らぎました。
しかし今度は強い腹痛を感じ、何度もトイレへ行きました。
その後しばらくしてようやく気分が楽になった私は、疲れからか気を失うように眠りにつきましてが、わずか数時間の出来事がとても長く感じられ、壮絶な時間でした。
次の日病院で診察をしてもらうと、お腹の風邪だと診察されましたが、ノロウイルスだったと思います。
ノロウイルスは感染率が非常に高く、アルコール消毒も効果がないらしく、予防はなかなか難しいそうです。
日頃から健康に気を使い、体力・免疫力を高めておく必要があるなと感じました。
まだまだ油断できない季節が続きますので、十分に注意して生活しようと思います。