名所江戸百景

浮世絵師、歌川広重(1797~1858年)の晩年の傑作と言われる「名所江戸百景」。
ほかには見られない、斬新な構図がこの作品の魅力であり、見どころです。

「四ツ谷内藤新宿」では、構図の右半分を馬の大きな後ろ姿が占めています。
左半分には、その向こう側に見える新宿(宿場町)の様子が描かれています。

「深川萬年橋」では手桶とその持ち手部分を額縁に見立てたようなアングルで、しかもその持ち手には、亀がつるしてあるのです。
手桶の隙間からは、富士山や帆掛け船が遠くに見えます。

「猿わか町よるの景」では歌舞伎見物から帰る様子でしょうか、満月が歩く人たちの影をくっきりと落としています。

このように、アングルや小物にこだわり、生活の中の一瞬を切り取ったような作品群なのです。
浮世絵に、写真のような感覚が特徴の作品です。
芸術に触れることは、歴史にも触れるという事なので、感性と知性の一挙両得なんですよね。

こうした浮世絵を目にすると、デザインに対しての感性も磨かれるでしょう。
絵を描くだけでなく、デザインとは機能性も含んだ立体的で総合的な作業です。
ちょっとしたデザインが、大きく目的を達成したり、生涯に渡って役立つことだってありますよね。

デザインという一言の奥深さを知ることは、大切だと思います。

仙酔島への連絡船

広島県の仙酔島に行ってみたいです。人生観が変わるパワースポット、と評判とのこと。

広島県の福山駅からバスで仙酔島への連絡船が出ているという鞆の浦まで到着。そんぼ鞆の浦から連絡船で午前中には仙酔島に到着したいところです。

仙酔島は外周6kmほどと聞いており、遊歩道もある程度整備されているようです。その外周を目一杯まずは歩きたいですね。木々のせせらぎを感じ瀬戸内海の穏やかな景色を眺めながら、自然の中をゆっくりと散歩する。それだけで日々の疲れが嫌されデトックスされそうです。とにかく穏やかな自然に囲まれ悠々と散歩してみたい。

自然の道を歩いて汗もかき、ある程度疲労も出てきたところで、次はお風呂に入ってゆっくりと疲れを癒す。江戸風呂という蒸し風呂が有名のようなので、そこで蒸されてたっぷりと汗をかきたいです。さらに江戸風呂コースには「母親の胎内風呂」と呼ばれる風呂があり、そこにプカプカと浮かぶとこの世の雑事は全部忘れてしまうくらいにリラックスできるとか。これが人生観が変わると言われる所以なのだろうか、などと想像するだけで行きたくなってしまいます。この江戸風呂をとにかく堪能したいですね。

その胎内風呂の他、仙酔島には様々なお風呂があるようなので、時間の許す限りお風呂を楽しんでみたいです。

そして夕方あたりに連絡線で本島へ戻り、広島駅近くで広島風お好み焼きを食べながら大いに飲んで騒ぐ。美しい島やお風呂に癒されてデトックスさせつつ、広島名物も堪能。最高の一日になりそうです。

高速バスや夜行バスは、料金が安いので使ってみたいとは思いますが、あとは移動時間との兼ね合いですね。東京発なので相当時間は掛かるように思います。ただ、コストが浮いた分を広島の街を楽しむ方に回せて結構良いかも。

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