家事ノート

誰だって「一年生」というときがある。
人生では何度も訪れる。
出産したらママ一年生、新社会人、新入生、などなど。

最初は不安で、一年生ならではの悩みが尽きない。
しかし、時間が経てば次第に二年生になり、三年生になるので、一年生のときの悩みを忘れてしまう。
しかし私は一年生に対して、「今抱えている不安や悩み、分からないこと。しっかりと書き留めておいてね」と言う。

私は人の前に立って仕事を教えているが、私自身最初に戸惑ったことやできなかったこと、不安や分からないことを書いていたノートを今でもよく見返す。
そのときの心情が表れていて、理不尽なことがあったときは筆圧の強いボールペンで書き殴られていたり、急いで走り書きしたメモが残っていたり。

どんな状況だったかは覚えていなくても、何を当時迷っていたのかノートを見ればすぐに分かる。
人に仕事を教えるときに、私自身がもう社会人9年生近くになっているので新人の悩みが分からないときがある。
9年生としての立場で話しても一年生はぽかーんとするだけ。

これでは仕事を覚えてもらえないので、一年生ノートを見て、そのときに解決できなかっことについて9年生の立場で考えてお伝えしている。
一般的な見解であれば、指導者としての書籍はたくさん出ている。

迷っている上司が多いからこそ、指導のための本がたくさん出版されているのだ。
しかし自分の言葉で書き綴った新人時代のノートは、何よりも自分をずっと支えてくれるただ一冊のノートとなる。
初心に帰るための日記をつけることをすべての社会人におすすめしたい。

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