ビジネス環境
職場の環境や待遇は、底で働く人たちのモチベーションに大きな影響を与えます。
劣悪な環境と処遇で大きな成果を挙げようなんて考えでは、企業は発展していきません。
やはり大きな夢とビジョンを掲げ、その実現に向けて突き進めるよう、環境を整え、信賞必罰で対応することが大切ではないでしょうか。
結果を出した人にはそれに答える待遇で望む、そうすることでやれば評価してもらえるという意識が生まれ、それに向けて最大限の努力をするようになる。
これが、プラスのスパイラルを巻き起こすのではないでしょうか。
企業の使命は何か、混ぜわが社は存在する必要があるのか、そこを練り上げ社内に浸透させることで、働く人たちの目は輝きを増してきます。
企業は人です、そこで働く人がいかに高いモチベーションを保ち続けることができるか、はっきりとした成果に向けて取り組むことができるかが、存続と発展の鍵ではないでしょうか。
節電を謳ってイメージアップするという下心がある企業は、とても白々しいですね。
自然に出来る会社は好感を持てますが、企業は経営者の生き写しにもなりますから、社長や最高経営責任者の人柄がわかってしまいます。
トップに問題があると優秀な人材を活かすことが出来ません。
社内もギスギスした感じになるでしょうし、辞めていく人間が出で行くので、定着率はかなりひどいようです。
いつも求人を募集しているところは、従業員満足度が低いのかもしれません。
コストカット
経済の悪化につれ、多くの企業はより守りの体制に入っています。
特にIT会社におけるコストカットは著しく、コンピュ-タ-を含め機器のリサイクルや、人件費を抑えることに躍起になっているように思われます。
私が目にしてきたIT会社で働く人々の中には、その多くが契約社員でしたが、やっと昇給になるという時期に契約をきられる、という厳しい現実に直面していました。
これまで日本の社会では、人々は会社を信頼し、その信頼がゆえに時には多大なる個人的な犠牲を払ってまでも身を粉にして働いてきました。
しかしこういうことがたくさんおきてきますと、労働者に対する会社への忠誠心、働き方もまた変わってくるのは当然といえるでしょう。
もはや終身雇用制という体制は崩れ、雇用を切られないように、人に負けないようにと無我夢中で働く中で、ふとした瞬間にほんとうにやりたかったこと、自分にとって何が大切かを考える時間が生まれる人もいるようです。
はっきりと言ってしまえば、コストダウンが企業の最大の経営戦略になっているのなら、その会社の将来は無いのかもしれません。
営利活動を志向するからには、売上を上げなければなりません。
コストダウンは、必要な経費までも削減することではなく、投資すべきことには投資することを明確にして初めて成功するわけです。
人件費の削減も必要な人材への投資が無くなれば、人材流出の引き金になるでしょう。