くも膜下出血
頭痛がすると母がいうので脳神経外科でCT検査を受けました。
結果は異状なしで安心しましたが、また何日かすると頭痛がするのでもう一度病院に行きました。
主治医からは前回同様異常なしと診断を受けました。
しかし翌週、母は「めまいがする」と言い、いつもと様子が違うので、和室に寝かせて血圧を測ると上の数値が200を超えていました。
すぐに救急車を呼びました。
救急車が到着した時は意識不明の状態で、意識が戻るまでは危険なので搬送出来ないそうで、その間約10分、救急隊員の方が電話で受け入れ病院を探してくれました。
あいにく近くの病院2件はベッドがいっぱいだという理由で断られ、都市高速で20分のところにある病院に向かいました。
私は生後5ケ月の娘を抱いて、保育園の息子は近所の方にお迎えをお願いして、救急車に乗り込みました。
病院で検査をすると、くも膜下出血を起こしていることが判明しました。
かなり危険な状態でこの病院では手術不可能とのこと、即、大学病院の救急センターに運ばれました。
8時間の大手術を終え、母は命拾いしましたが、くも膜下出血の場合、手当するまでの時間が短ければ短いほど命の助かる確率も高いそうです。
突然の発病で、本人はおろか私もパニック。
しかし、身の回りの世話を出来るのは、残りわずかしかないのです。
そうなんです、他県へ嫁ぐことになっているのです。
でも、そんなことは言ってられませんので、家族と婚約者にもそれぞれ電話連絡して、行事などを調整しなければなりません。