職人事業
金箔は、金に微量の銀や銅を加えた合金をたたいて、薄く伸ばしたものです。
たった1gの金が、畳一畳分の大きさまで伸ばされます。
箔の厚さは1万分の1mmとも言われ、息をすると飛んでいくほどです。
また、金に配合するそれぞれの金属の量によって、特徴が異なり、色にも違いが見られます。
箔の生産は、金沢市が有名で、そのほとんどを占めています。
金箔は、古くから建築物に使われてきました。
有名なものは金閣寺や豊臣秀吉が作らせた黄金の茶室があります。
ふすまや家具にも使われていましたし、仏像や仏壇など、蒔絵などの美術品にも欠かせないものです。
現在でも内装材として利用されていて、建材として取り入れやすい様に改良がされています。
新しい金箔の使い方では、イタリアのメーカーから発売されている、ガラスと合わせて作ったモザイクタイルがあります。
金箔を使った新しい空間が生まれる可能性を感じます。
金は人を魅了して止みません。
完全に職人による手作りであることから、大量生産は難しいのでしょう。
しかし、エンジニアらは、この職人技を機械化することに使命を感じている人もいるようで、手段はどうであれ、欲しいものが手に入るための工夫は必要なんですよね。
職人による手作り、機械による加工、どちらも品質レベルは同じでなければダメですね。
ただ、職人のオーダーメイドの感覚は、機械では再現できないところが、現実としてあるのではないでしょうか。
ランドセル
もうすぐ一年生になる娘のために、旦那の親がランドセルを買ってくれました。娘は、ランドセル届いてから眺めてはウキウキしています。
私が小学生の頃は、ランドセルの色も赤か黒くらいだったと思うのですが、今はいったい何種類あるんだーというくらいバリエーションに富んでいます。
特に女の子向けのランドセルは、刺繍がついていたり、キラキラとデコってあったり、6歳の子供は目移りしてしまって決められないくらいあるんです。
オーダーメイドで、革の色、縫い糸の色、金具などを決めることが出来たりするタイプが人気のようだったので我が家もカバン屋さんにいこうねと話していたのですが、ある日、ショッピングモールを歩いているときにみたランドセルがどうしても欲しいというので決めました。
色も最初はピンクがいいと言っていたのに、茶色を選び、ハートの金具が控えめについているものの、キラキラしている刺繍もなく、今まで娘とカタログでこういうのがいいなと言っていたランドセルよりだいぶ地味な感じでした。何度他のランドセルを進めても娘の意思は固いので決めました。
その購入したかばん屋さんによると、刺繍してあると強度は落ちるし、あまり派手なものを選ぶと高学年になって嫌になってしまう子も多いそうです。
こんなに色々なランドセルがある理由は、メーカーでだいたい決まった形は作ってはいるものの、ランドセルを販売する百貨店やスーパーによって好みのデザインが変わってくるので、発注されたようにデザインすると種類が増えてしまっている現状と教えてくれました。
ちなみに、百貨店はかわいらしさにも上品さがあるのを好み、スーパーはとりあえず派手でキラキラギラギラしているランドセルにと要望があるそうです。
お気に入りのランドセルを背負って、6年間小学校生活を楽しんで、知識だけではなく多くのことを学んでほしいなと思っています。