幼稚園と保育園
幼稚園とは、文部科学省の管轄。
学校教育法第1章第1条で「学校とは、幼稚園、小学校、中学校、高等学校、中等教育学校、特別支援学校、大学及び高等専門学校とする。」と定められている、幼児のための「学校」なのです。
保育時間は14時前後までが一般的ですが、延長保育などのサービスを行う幼稚園も増えています。
一方、保育園は、厚生労働省の管轄です。
児童福祉法に基づき「児童福祉施設」である「保育所」で、「保護者が労働または、疾患などの理由で乳・幼児の保育に欠ける場合、これを入所して保育する」となっています。
生後3か月から入所可能です。
近年の社会事情では、待機児童と呼ばれる定員オーバーのため保育園に入れない子供が多く、親は働きたくても働けないといった問題を抱えています。
少子化なのに待機児童の増加は、昔は家庭を守ることが女性の立場だったのですが、社会進出が進んで、子どもを預けなければならない家庭環境が一般的になってきたからでしょう。
予測できなかったのでしょうか?
女性の社会進出を薦めるのならば、子どもの立場や家庭環境は予測出来でしょうし、幼稚園と保育所の数を調整することも可能だったはずです。
問題を先送りしてきたツケが廻ってきたのでしょうか。
もっと深刻なのは、新規参入に障害が多い事でしょう。
株式会社として保育所等を運営しても良いのですが、倒産リスクを怖がる省庁が、認可をしないからなんですね。