安全教育

動物は赤ちゃんを産んだ後、自分の子を守りながら、生存の腕を教えるのは親の責任です。
安全教育はその中の1つです。

我々人間にとって、ほかの動物に殺される危険があまりありませんが、社会や自然からいろいろな危険に脅かされます。
例えば、交通事故、詐欺、殺人、地震、洪水など、いろいろな天災や災難があります。

周りの人はみんな犯人ではありませんが、危険への警戒心が必要です。
安全教育は学校の仕事だけではなく、親も責任を持たなければなりません。

しかし、安全のために子供を守りすぎると大間違いと思います。
危険に遭わせないようにするのではなく、危険に遭ったら、どのように対応すればいいのかを教えるべきです。

防災訓練と同じように、身の安全を前提に、わざと危険状態を作って、子供に練習させてもいいと思います。
ところが、親自体が危険意識に軽薄であるために、防げる子どもの事故さえも防げなくなっている時代です。
もっともなところでは、車内放置でしょう。

真夏の炎天下に乳幼児を放置してパチンコに興ずる、所謂、能無し親のお蔭で罪もない子どもが亡くなっていることは、新聞に毎年のように掲載されています。
この新聞記事を読んで学習しない人がいるということが、信じられないですよね。

だから新聞を読めと言われているわけですが、新聞だけでなく、情報は社会学習のためにも必要なのですから、それを解読して判断出来なければ、何らかの犠牲が生ずるわけです。

教育の現場にも広がっているネット環境

今世の中が物騒になってきているために、学校に行っている子供が無事に帰ってくるかどうかが心配な親が増えています。
そのために広がっているのが、学校と家庭を結ぶネット環境です。

最近では、幼稚園や学校に必ずメールアドレスを伝えて、逐一何かお知らせや情報があればメールで伝えるそうです。
ネット環境が主流となっている学校などでは、学校に登校したら家庭にメール送信され、下校する時もメール送信されるそうです。

そして、親が望めば、授業中の子供の様子を動画で見ることも可能だそうです。
メールが送信されてこないとなると、登校したはずが着いていなかったり、学校からまだ出ていないということになり、何かあったのかとすぐに気付くことができます。

そして、小学生のころから防犯のために携帯電話を持たせていることも多く、子供が今どこにいるのか、ちゃんと塾に行っているのかなどをキャッチすることができます。

一番重要されているのは「防犯のため」です。
しかし、子供を縛りつけることのないように注意することも大事です。

同時に子どもがネットに触れる機会を避ける事は出来ないので、ネットリテラシーに対する教育も大事なことですが、教師では指導に限界があることでしょう。
やはりご家庭でのフィルタリングはしっかりしておくことですね。

スマートフォンからの有料サイトへのアクセスも制限すべきでしょう。
結婚して子を生みたいのであれば、自らもネットの危険性などを考えておくべきですね。

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