日本語能力を重視するなら日本人を雇って

大学院の先生のご紹介で、日本人社長の会社に就職しました。
社員は全部日本人でした。

私は初めての外国人です。
入社する前に、自分の日本語能力に自信があり、また、外国人にネイティブの日本語能力を要求しないでしょうと思いました。

しかし、入社まもなく、「○さんの日本語はまだまだ足りないよ。通勤や退勤の時、電車でMP3などを利用して、もう少し勉強したほうがいい」と社長に言われました。
どう勉強すればいいのかがわからなくて、特に日本語の勉強に力を入れませんでした。

三ヵ月後、「○さんの日本語はあまり変わっていないね」とまた社長に言われました。
結局解雇されました。

外国人にネイティブのような日本語能力が必要でしょうか?
日本語能力をそこまで要求するなら、直接日本人を雇えばいいのではないかと今でも思っています。
恐らく外国人労働者を雇い入れて、補助金を申請するためだけの目的だったのかなと、今の会社の社長に言われました。

こうした目先の利益だけを追及する経営者の元では、長くは働けないので、結果としては解雇されて良かったのかもしれません。
今の社長は、かなり戦略的で、将来的に海外進出プランもあるために、外国人を雇うのだと言っていました。

自らも現地語を社員から習っているので、実際のオフィス内では、日本語とごちゃまぜという感じです。

外国人留学生とのコミュニケーション

大学の事務に勤めている私は、外国人留学生と接する機会も多く、英語を始め、様々な言語に触れ合うのですが、特に印象に残っている出来事です。

私は大学の事務室で働いているのですが、特に新入生が入学した今の時期、学生からの問い合わせがとても多いです。
ただでさえ慣れない対応に苦労しているのですが、時々訪れる外国人留学生からの問い合わせには、特に緊張します。
つい先日も外国人留学生からの問い合わせがあったのですが、その学生たちとのやりとりでビックリした出来事をご紹介します。
その日は韓国からの留学生と思われる男子学生2名、女子学生1名が事務室に訪れ、PCを使って説明をしていました。
とても流暢な日本語を話すので、何が分からないのか等はすぐに理解でき、とても助かりました。
また、学生たちの語学力に感心しました。
私の説明を聞い後、にこやかな表情を浮かべていた彼らの顔つきが一変し、ものすごい速さの韓国語で話し始めました。
もちろん私は彼らが何を話しているのか全く理解が出来ませんし、もしかしたら何か不満があるのかもしれないと思ったのですが、その後はまた、先ほどのような穏やかな雰囲気になり、お礼を述べて彼らは去っていきました。
もともとテレビ等で韓国の方のお話を聞いていると、早口に聞こえる印象はあったのですが、実際に間近で見た時は、想像以上でビックリしてしまいました。
このような事がたびたびあり、最低では英語の勉強はしなくてはいけないなと感じています。
留学生は故郷を離れ、とても不安な思いをしていると思うので、少しでもお役にたてるよう、私も頑張りたいです。

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