聞くときの立ち振る舞い

短大、専門学校の生徒にビジネスの場におけるマナーを教える場があり、普段は敬語や挨拶について話している。
しかし、いざ大事なお客様と接する機会のときになって、お教えしたことが全く活かされていないと、この子たちは何をやっているんだろう?と不思議に思う。

就職について話をしてくださる社長さんがいて、この方は出版業界で長く編集もおこなっている方。
なかなかお会いする機会はそう巡ってこないお方だ。
「学生にアドバイスをしてくださる」としてご紹介して頂いたが、その場での学生の対応が非常にまずかった。

話を聞いているときに相づちを全く打たないことと、「なるほど!」という顔が全く出ないのだ。
極めつけは、「今日は聞きたいことがたくさんあると伺っていますが、何でも聞いてください」と言ってくださったことに対して、「えっと、得には。はい、大丈夫です」と答えたのだ。

これにはずっこけそうだった。
6人生徒がいたが、誰からも質問が出ることがなかった。
私はアドバイス頂きたいことが山ほどあったので2,3質問をさせて頂いた所で社長さんとの時間は終了した。

終わってから生徒だけになったときにこっぴどく叱った。
まず聞く姿勢でなかったこと。
「はい!」と素直に聞いていますよ、という表情では全くなかったし、椅子に深く腰掛けて背もたれに背をつけて座る。
これは聞いている姿勢ではない。

また質問しない、というのは「興味がないです」と言っているのと同じことだとも話した。
他にも意欲的な生徒がいたのに、この6人しか機会を与えられていないのにこのような態度で、それでも話をしてくださった社長の懐に感謝の気持ちでいっぱいだ。

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