潮干狩り
私の実家は国道を挟んですぐそこに海があり、この時期は潮干狩りやワカメ採りによく行ったものです。
亡くなった父はいつもバケツ3杯は掘っていました。
そんな懐かしさを抱きながら、車で30分の所にある漁港に子ども達を連れて潮干狩りに行きました。
ここは漁業組合が管理していて、潮干狩りをするのに一人500円の料金を支払います。
駐車場もあるのですが既に満車です。
ちょっと離れた病院の敷地に駐車し、歩いて海まで行きました。
海に着くと、あまりの人の多さに驚きです。
干潮なのですが、辺り一面デコボコと掘り返されています。
まだ掘られていないのは水際ぐらいです。
子ども達はカニを捕まえるのに必死でしたが、親は貝を採るのに必死です。
500円×2人分の貝を採るまでは帰れません。
1時間が経過し、潮も次第に満ちてきました。
潮が満ちるスピードは、思ったよりも随分と早く、気持ちは焦りますが、肝心な成果は上がらず仕舞い。
結果は小さなバケツに半分でした。
おかわり無しの夕食にはなりそうです。
次回は干潮の時刻を正確に調べ、混雑する前に駐車場を確保し、目標はバケツいっぱいにして帰る事です。
絶対にリベンジしてみせます。
もう少しポイントを絞らないとダメなのかもしれないですよね。
懐かしい楽しい潮干狩りの思い出
潮干狩りがとても好きな私。
砂浜を掘りながら、石ころではなくアサリを見つけた時は何とも言えない感動があります。
自宅から車で1時間もかからないところに、潮干狩りができるスポットがあります。
実はそれを知ったのは数年前のこと。
それまで、潮干狩りができる場所が近くにあるなんて知りませんでした。
私が子供の頃、両親は家族で何かをするという発想がありませんでした。
特に父はいつも一人で行動する人でしたから、我が家の唯一の免許保持者がいないので、どこにも行くことができなかったのです。
そんな我が家ですが、ある年の子供会行事でバスをチャーターしてみんなで海に行くことになりました。
海に行くことも今までなかったですし、家族で出かけるのもこれが初めて。
興奮したのは言うまでもありません。
父がそばに座っているのが非常に不思議でした。
そして目的地である海に到着。
思いっきり海を楽しみました。
そして、海鮮ラーメンを食べてオレンジジュースを飲んで、夢のような時間が過ぎていったのです。
帰りに、何気なく砂浜を掘り返してみると、次から次からアサリが出てくるではありませんか。
それがとても楽しくて、バケツ一杯拾ったことを覚えています。
これを潮干狩りと呼んで良いのかどうかわかりませんが、私にとっては忘れられない楽しい思い出です。
ですから、潮干狩りは特別なものであり、まさに理想の家族レジャーなのです。
自分が経験した楽しい思い出を、家族にも味わって欲しい。
そんな思いから、みんなで海に出かけるのです。
あれは夢か幻だったのか、今ではそんなにたくさんのアサリは見つかりません。
それでも、やっぱり楽しいものです。