スマホデビュー
ついに、“スマホ”デビューしてしまいました。
まぁ、不本意ではあるのですが…。
実は、前の二つ折り携帯(ガラケーというらしいです)を完全水没させてしまいまして、さすがに3年使っていたし、同じ機種にわざわざ変えなくてもいいかな、と携帯ショップに物色しに行ったのですが、なんと…新機種に限らず、もう随分前からガラケーの新機種は発売されていないとのことでした。
なんとなく私でも見たことがある機種のみほんの少しだけ店頭に並ぶ昔の携帯は、なんだかすごく時代遅れに可哀想に見えました。
扱いきるかどうのよりも、長く付き合う私にとってデザイン性はかなり重要なので、仕方なく種類豊富なスマートフォンに変えることにしたのです。
さて、変えたからには私の性分。
スマートフォンの仕組から変更した機種特有の機能まで、とにかく純正の取説のみならず、書店で解説本を買いそろえ、とことん勉強する気満々に準備をしました。
友人に教えてあげられるぐらいにマスターしてやろうと思います。
祖母のスマホデビュー
83歳になる祖母が今まで使っていた携帯が壊れたとかなんとかでひょんなことから家族になんの断りもなくスマホデビューをしました。
孫の私は携帯ショップに勤めており、お年寄りの方が長年使い古したガラケーをもって来るたびに絶対に使えないと思いながらも「スマホに変えませんか?」と仕事上声をかけていました。
しかし、どのお客様も「この携帯でもよぉ使わんのに、スマホなんか使えるわけがない」と言っていて私の祖母もきっとそう言うだろうと思っていました。
なので祖母がスマホを家に持ち帰ってきたときは本当に驚きました。
なぜ携帯ショップに勤める孫に何も聞かずスマホにしたのかと怒りさえおぼえました。
こんなに私が言うのは祖母がスマホ以前にガラケーが使えなかったからです。
電話や写メ、メールなど簡単な作業はできるのですが、家族がメールアドレスを変更すると必ず連絡が途絶えます。
そして心配して電話をかけるとメールアドレスの登録の仕方がわからないとのことでわざわざ家にいって登録をしてあげていました。
それをスマホに変えて、アドレスどころか文字の打ち方すらも変わるのに使えるわけがありません。
その予想は見事に的中し、画面の開き方から電話の仕方、メールの仕方、アドレスの登録方法、写メの撮り方、すべてを1から教えてあげました。
しかし、困ったもので1個覚えると1個忘れるようで何回も何回も聞いてきます。
最初は優しく教えていた私もだんだんイライラしてしまい、さらに、今まで安かった月々の料金も3倍くらいに高くなったようで、祖母は困り果てていました。
結局、私が携帯ショップについていきスマホを買って半年でガラケーに機種変更をさせました。
今はスマホの本体代金を払いながらガラケーを使っています。
私に聞いておけばこんなこともなかったと祖母は後悔していました。
後悔先に立たずですね。
みなさんも気をつけてください。