結婚

現在では、結婚式のスタイルは多様化してきて、それに呼応して結婚式場も多様性に富んだものとなっています。
しかし、従来の結婚式場は、かなり苦戦しているようですね。

これまでの定番であったホテルや専門の式場等だけでなく、レストラン等も若い世代では選ばれるようになっているそうです。
ハウスウェディングというスタイルが最も人気であり、堅苦しい形式ばったスタイルを嫌う、若い夫婦に好まれているようです。

変わったところでは遊園地や水族館、博物館、もっと変わったところで言えばライブハウス等も利用されているみたいですね。
究極の変わり種は、東京ディズニーリゾートだったようですが、今後は予定が無いにしろ、いったいどれぐらいの予算が必要なのか、ちょっと考えてしまいますよね。

これからは個人の嗜好に合わせて、結婚式のスタイルももっと変化して行くのではないでしょうか。
うーん、これでけ個性的なものが並ぶと選ぶのに迷ってしまいますね。

遠方の親戚や足腰が弱って会場に行けない、おじいちゃんやおばあちゃんに、インターネットで披露宴の様子を配信するサービスなど、ネットを利用した需要はかなりあると思います。
既に実施済みのところもあるのでしょうが、イマイチ、浸透していないようですが、詳しい人がいないのでしょうか。

カメラマンを雇ってDVDにするのも良いのですが、ライブ配信もいいですよね。
指輪の交換のシーンでは、手元を映して、結婚指輪販売会社のURLでも流せば、広告料が取れそうですね(笑)

他人の結婚式で自分の人生を振り返る

最近いやに友人の結婚式が多い。
今まで身近な人間が一向に結婚しないので、同年代は結婚できなそうなやつが集まっているもんだ、とよく話し合ったものだ。
誰もいかないならそれもよいのだが、人生そうもいくまい。

誰かが結婚すればみんな俄かにあせりだすのが人情というもの。
まるで誘発されたかのようにどんどん結婚していくから、とんと予定のない私はお祝儀ばかり払いながら、等しくあせるばかりである。

それにしても、結婚式というのは人生をつくづく考えさせるものだ。
新婚カップルの人生の縮図をうつす(スライドで、文字通り)からだろうか。

生まれて、成長して、出会って、一緒になるまで。
本当だったら自分にとってはなんら関わりのないことを眼前に繰り広げられて、それが逆に自分の人生をこそ振り返る機会になるというのは不思議である。
おそらくは少なからず誇張されて脚色された彼らのドラマチックななれそめは、こういう人生もあるのか、と思わせる。
その同じ頃の自分を思い出してみる。

可愛い、幼稚園の可愛い制服を着た新郎新婦の写真。
同じころ、私は幼稚園で初めてうそ泣きを覚えた。

高校の部活動、野球部で青春の汗を流した新郎。
私は自称帰宅部で、家でごろごろしながら塾をさぼったりしていた。

大学のゼミ合宿で、とった新婦の写真。
私は大学でようやく部活にめざめ、みんなより大分遅れて青春していた。

そして彼らが出会ったころ。
私はしょっちゅう飲み歩いては潰れていたかもしれない。

人生はとかくいろいろであるが、せめてスライドにしたときに格好のつく生き方をしたい。
とりあえず、今のままでは見られたものではないことは分かりきっているのだ。

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